初期のネントレで頭を悩まされたのが、赤ちゃんのミルクの時間と量のことです。
- 4時間あけたいのに、3時間でどうしてもミルクを欲しがるからミルクをあげる
- するとミルクの回数が増えるので、ミルクのあげ過ぎになってしまう
(元保育士)
この記事では、2ヶ月半でネントレに成功した私たちが、ネントレの時にあげていた実際のミルク量を紹介します。
ネントレのミルク量で悩んでいる方の参考になれば嬉しいです。
ネントレであげていたミルク量
月齢 | ミルク量 | 回数 |
---|---|---|
3週目 | 80ml | 8回 |
4週目 | 100ml | 7回 |
5週目 | 120ml | 6回 |
6週目 | 130ml | 6回 |
7週目 | 140ml | 6回 |
8週目 | 140ml | 6回 |
9週目 | 150ml | 6回 |
10週目 | 160ml | 6回 |
11週目 | 160ml | 6回 |
毎日毎回この量ではありません。週の前半後半によっても違いますし、ミルクを上げる時間帯によっても違います。
表はうちの赤ちゃんの場合です。ミルクの量はそれぞれの赤ちゃんの体重に照らし合わせながら変えてください。
(元保育士)
たとえば、生後21日と生後28日は同じ4週目ですが、21日は90mlをあげ、28日は次のミルク量に慣れさせるために110mlをあげたりします。
月齢や体重で20ml一気に増やすのではなく、赤ちゃんの様子を見ながら、グラデーションのように少しずつ増やしましょう。
基本的には、週の後半になって体重が順調に増えていると、夜だけミルク量を少し増やして、次のミルク量に慣れさせていました。
ちなみに8週目で150mlに増やしたときは吐き戻しが多かったので、140mlに戻して1週間様子を見ています。
無理に量を増やさず、赤ちゃんの様子を見ながら増やすのが大事だと思います。
ミルクの量は一日の総量で考える
まず大事なポイントは、ミルクの量を一日の総量で考えることです。
たとえばビーンスターク「すこやか」の場合、赤ちゃんの体重3.7kgだと1回120mlのミルクを1日6回あげるので、720mlになります(完全ミルクの場合)。
月齢 | 体重 | ミルク量 | 回数 |
---|---|---|---|
1/2〜1ヶ月 | 3.7 | 120ml | 6回 |
体重3.7kgで生後2週間経っていれば、「120ml×6回=720ml」が一日に摂取したいミルク量ということになります。
ネントレには朝と夜(寝る前)のミルクを多めにあげる
ネントレをしている赤ちゃんには、朝と寝る前のミルクを多めにあげ、ほかの時間帯では減らすことで、1日の総量を守りながらお腹をもたせることができます。
具体的には、1日6回なら、朝と寝る前を130mlにして、昼の4回を115mlにします。
増やしたときに赤ちゃんの吐き戻しが多ければ元に戻し、前のミルク量をしばらく継続しましょう。
ちょっとしたテクニックですが、赤ちゃんのお腹の持ちが10分〜20分ほど長くなります。
早い時間に我慢できなくなった場合は半量をあげる
決めているミルク時間より早く泣いてしまった場合は、1時間あたりのミルク量を、残り時間にかけた分のミルクをあげます。
15時に120mlを飲ませて、2時間後の17時に泣いてしまった場合。次のミルク時間の19時まで2時間あります。このような場合は、17時に120mlの半量60mlをあげます。同じように、18時に泣いてしまった場合は30mlをあげます。
次のミルクは普通にあげてください。
ミルクの総量は増えてしまいますが、ネントレはルーティンを作ることが大事です。決まった時間に飲むために、少しだけ与えるようにしましょう。
ただし、毎日続くようであれば、赤ちゃんの体が追いついていない証拠です。飲み過ぎになってしまうので一度やめて、ミルクの回数を増やし、毎回のミルク量を減らします。
(元保育士)
赤ちゃんの成長曲線や、吐き戻し、ミルクを飲んでいるときの様子などをよく観察して、赤ちゃんが無理のない範囲で進めてください。
おしゃぶりもおすすめ
体重に応じた必要なミルク量を1日にしっかり飲んでいれば、泣いているからといってミルクをあげる必要はありません。ほかの方法であやしましょう。
抱っこだけであやすと抱き癖がつくので、ネントレはおしゃぶりを併用してあやすのがおすすめです。
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「抱っこ+おしゃぶり」で安心感を与え、赤ちゃんが腕の中で眠ってしまう前にベッドに置きます。
(元保育士)
最初は泣くかもしれませんが、何回か繰り返すとおしゃぶりで頑張ろうとするので、赤ちゃんの努力を見守ってあげましょう。
具体的なネントレの方法は別記事に詳しく書いてあります。これからネントレを考えている人はぜひ参考にしてみてください。
胃を慣れさせるイメージでミルク量を増やしていこう
ネントレでは、少しでも赤ちゃんに長く眠ってもらうために、夜にミルクの量を増やすことがおすすめです。
赤ちゃんの様子を見ながら、無理のない程度でミルク量を増やしてみてください。